- 大学受験で親ができることって何?
- 学校のこと何も話してくれないし、分からない。
- でも、親にできることがあるなら協力したい!
大学進学をめざすお子さんがいるご家庭なら誰もが悩む『大学受験で親ができること』
とくに初めてお子さんが大学受験をむかえる場合、何をすればよいのか戸惑う親御さまも多いです。
そこで子どもの大学受験を2度伴走し、それぞれ志望大に合格させた経験をもつ私が
志望大に合格させる親が実践する5つの極意
についてお話しします。
この記事をお読みいただくと、大学受験で親ができることのほぼ全てが分かります。
「あのとき、こうすればよかった…」と後悔しないよう、“わが子最高の伴走者”めざして頑張りましょう!
【大学受験】子が親に望むことは「受験勉強への配慮」
大学受験で親ができることを一言でいうなら
子どもが勉強だけに集中できる環境をつくること
子どもは親に対し、最低限の大学受験の知識は身につけてほしいと思っています。
つまり親へ「受験勉強への配慮」を求めているのです。
そこで、わが子志望大合格のために『実践すべき5つの極意』について、以下よりお伝えします。
【大学受験】できる親が実践する5つの極意
① 受験大学をすべて把握する
志望大学の学部、学科・レベルまで
お子さんが志望する大学の学部・学科、そのレベルまで最低限知っておく必要があります。
大学・学部までは聞いてるけど、その先まだあるの?
学部以降、何を専攻しているかで募集人数や偏差値(レベル)も変わります。
模試などの成績によっては、その後変更になることも十分ありますが。
仮に現段階での第一志望大学だとしても、学部・学科そのレベルまでしっかりと把握しておくほうが良いです。
志望大学が決まったら親子でのオープンキャンパス参加がモチベも上がっておすすめです。
併願大、滑り止めも把握
志望大に限らず、併願大、滑り止めもしっかりと聞いておきましょう。
私立大であれば日程次第でいくつも受験が可能なため、想定外にお子さんが受験を予定していることもあります。
ここで親子の意見が食いちがうと、受験料や後の入学金支払いなど、多額の費用を支払うことにもなります。
志望大以外の併願大、滑り止めもきちんと把握しておくことが大切です。
② 大学受験の知識を身につける
受験料の支払い
大学受験期に親ができる最初の作業にあたるのが、受験料の支払いです。
受験料の支払いは各大学で支払期限が設けてあるため、確実に迅速におこなう必要があります。
加えて受験大学が遠方の場合は、受験料のほかに交通費や宿泊費も伴います。
受験料の支払いは、お子さんが確実に親御さんにお願いをする工程です。
1日でも過ぎると受験不可となるので、速やかに支払いを済ませましょう。
受験大学の入試方式・日程
受験大学の入試方式・日程は、親も把握しておくことをおすすめします。
とくに複数受験する人も多い私立大は、各大学で入試方式・日程が異なるため、混乱する受験生も多いです。
入試方式などの分かりづらいものを含め、正しく理解するためには、必ず受験大学の公式サイトで確認すること。
受験時期になると、各大学のサイトで受験生向けの情報が公開されています。
そのほか、学校の三者面談などを利用し、分からないことは先生にどんどん質問をしてください。
出願方法
出願について知識をもつ親は、受験生にとって何より心強いもの。
出願は正しく提出をしないと受験すら許されない大切な作業です。
出願方法や提出期間など、親も把握しておくことで提出不備にも気づけます。
とくに高3受験生にとっては初めての出願体験。
受験直前期に少しでも勉強に集中してもらえるよう、出願の知識は深めておきましょう。
出願について、親ができることも書いています↓
合格後の手続きなど
大学合格後の手続きなどは、おもに親が主体となって動きます。
合格が決まると、親のほうが忙しくなります。
合格後に郵送される入学に関する書類には、一通り目を通さないといけません。
とくに入学料については、納付期限を1日でも過ぎると合格取消と判断されます。
滑り止めの私立大を押さえる場合も、『入学料の納付期限』だけは確実に覚えておいてください。
③ 学習環境を整える
成績、志望大の難易度から入塾時期を検討
大学受験をするお子さんに学習環境を整えてあげることも、親ができることの1つです。
入塾時期については、お子さんの成績、志望大の難易度によっても変わります。
そのためにも
『志望大を早期に決める = 目標を明確にする』
ことが重要。
またお子さんが部活をしているのか、塾送迎の可否などもふまえ、総合的に判断をする必要があります。
子どもに最適な塾をえらぶ
塾選びで大切なことは、お子さんに最適な塾をえらぶこと。
ママ友の有力な情報や口コミなども参考にはなりますが、お子さんと相性が良いかは、本人でないと分かりません。
塾や予備校も決して安い金額ではないので、無料体験などがあれば積極的に活用することをおすすめします。
私の娘も予備校の無料講習を2度体験しましたが、本人の肌には合わなかったようです。
④ 過干渉・無関心はNG
受験勉強を頑張るお子さんに過干渉・無関心である親は、マイナスでしかありません。
自分のこと、分かってくれてないと思うと悲しい…
とくに大学受験期は、成績不振などでメンタルが不安定、過敏な状態のお子さんもいます。
受験期の接し方はとくに気を遣うところですが、つかず離れずの精神で親も頑張りましょう。
⑤ 家庭内での気づかいも大切
体調管理
大学受験期は、お子さんの体調管理も親の大切な役割の1つです。
長時間を要する受験勉強で、お子さんの疲労も想像以上に溜まっています。
食事面はもちろん、睡眠時間もとれているかはしっかり把握しておきたいところ。
受験当日を万全の状態でむかえるためにも、日々の体調管理は重要です。
適切な声かけ
適切な声かけは、繊細な時期にある受験生のモチベーションを引き上げる効果もあります。
適切というだけに、どのような言葉をかけたら喜ぶかは、お子さんを良く知る親でしか分かりません。
- 最近頑張ってること褒めてあげようかな
- 前にこれ言って失敗したな
- 多分ここ褒めると喜ぶはず
など、お子さんの性格や特性を考慮しつつ、絶妙なタイミングで声かけをすると効果抜群です。
夫婦円満
『夫婦円満であること』
意外に思うかもしれませんが、地味に重要な部分です。
お父さんとお母さん、最近仲悪いな…自分のせい?
お子さんに余計な不安を与えてしまうと、勉強に集中できなくなる可能性もあります。
とくに家庭内の問題はまわりに打ち明けづらいもの。
本人が抱え込んでしまわぬよう、夫婦円満に努めることで、子どもの勉強もはかどるはずです。
お金のはなし
大学進学にはお金もかかります。
いちばん話しづらい部分ですが、しっかりと話し合いをする必要があります。
子どもは親の事情は分かりません。
そのため、進学先を想定外のところに決めることも多いです。
あいまいに話をすすめると、大学合格後にお金が払えず、入学辞退となるケースが実際にはあります。
ですが、頭から「あれダメ、これダメ」と否定せず
- 奨学金借りてもらうことになるけど、いい?
- バイト、必須になるよ
- こっちも頑張るから、あなたも協力してね
など、苦しい胸の内を臭わせつつ、お子さんの希望にも寄り添ってあげてください。
大学受験は親も成長できるとき
子どもが一生をかけて臨む大学受験は、実は親にとっても成長できるとき。
受験自体は本人がおこないますが、受験生を支える親もお子さんと同じように悩み、苦しむ日々が続きます。
受験期はとくに、もどかしい思いをするかもしれません。
ですが逆をいえば、このときにしか味わえない貴重な体験です。
大学受験が終わると、頑張った自分にかならず出会えます。
最後までお子さんを信じて、親子ともに大学受験を乗り超えましょう。
そして頑張った自分にもご褒美をあげてくださいね!
【まとめ】大学受験 親ができることはたくさんある
【大学受験 親ができること】 志望大に合格させる親が実践する5つの極意
についてお伝えしました。
簡単にまとめます。
【大学受験】子が親に望むことは「受験勉強への配慮」
【大学受験】できる親が実践する5つの極意
①受験大学をすべて把握する
→ 志望大学の学部、学科・レベルまで
→ 併願大、滑り止めも把握
②大学受験の知識を身につける
→ 受験料の支払い
→ 受験大学の入試方式、日程
→ 出願方法
→ 合格後の手続きなど
③学習環境を整える
→成績、志望大の難易度から入塾時期を検討
→ 子どもに最適な塾をえらぶ
④過干渉・無関心はNG
⑤家庭内での気づかいも大切
→ 体調管理
→ 適切な声かけ
→ 夫婦円満
→ お金のはなし
大学受験は親も成長できるとき
【まとめ】大学受験 親ができることはたくさんある
大学受験は長く険しい道のりで、お子さんはもちろんのこと、伴走する親も戦いの日々です。
それでも、できる限りのことはしてあげたいと思うのが親心。
お子さんの大学受験を悔いなき伴走で、親子ともに志望大合格を勝ち取れることを願っています。
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