
高校の三者面談は何聞かれるの?
子の成績よくないし何て言われるか心配…
高校の三者面談の内容を教えて!
これまで幾度か経験してきた三者面談。
初めてじゃないけど、担任の先生とは初対面なことが多く、毎回緊張しますよね?

中学と違って高校はお堅いイメージだし…
ましてや子どもの成績が良くないのでは、それはもう恐怖でしかありません。
そこで、高校の三者面談を何度も経験したことのある私が
- 実際に経験した高校の三者面談の内容
- 事前におさえるべきポイント
を中心にお伝えします。

この記事を読み終えると、各学年の三者面談の内容が分かり、不安を抱えて当日を迎えることもなくなるはず。
スッキリした気持ちで三者面談に臨めるよう、今のうちにサクッと解決しておきましょう!
【高校の三者面談】 時期や回数は高校による

高校の三者面談の時期や回数は、それぞれの高校によって違います。
年1回のところもあれば、全くない高校もあります。
私の子ども2人は同じ公立の進学校出身で、三者面談は夏休み前と冬休み前の計2回行われました。

ここでは進学校である公立高校の三者面談としてお伝えします。
【高1の三者面談】

高校生活・日常生活について
入学して初めての三者面談。
まず高校生活・日常生活についての話しから始まります。
- 学校での様子
- クラスでの過ごし方
- 学習態度
先生にもよりますが、この辺を細かく話して下さる方もいます。
子どもには「学習状況・つまずきはないか」などを確認。
保護者へは「家庭内での過ごし方、学習時間は確保できているか」などを聞かれます。
そして確たる部分、高校での成績について…
初めてもらう子どもの1学期の成績表と学年順位表。

中学では分からなかった子どものリアルな学年順位にしばし釘付け…
現時点での進路・文理選択
高校は1年のうちから進路の話しがでます。
同時に高2になると文理選択によるクラス替えがあるため、どちらを希望しているのか保護者への確認もあります。
高校入学して初めての大きな選択…
注意したいのは、「数学が苦手だから文系」とか「就職先多そうだから理系」など軽い気持ちで決めないこと。
将来何を目指すのか、行きたい大学も現時点で決まってなくても、ある程度の方向性を固めないと受験科目の選択で失敗します。
稀に高3になって文転(理系から文系へ)をする人もいますが、これは文系科目が理系と文系で共通することが多いためできること。
逆に理転(文系から理系へ)は、とくに理系のみが履修する難しい科目(数Ⅲ・物理など)は、ついていけない可能性が高いです。
文理選択についてお子さんが迷う場合は、高1の三者面談で先生に相談しましょう。
『志望大学を早期に決めると合格率が上がる』
これは、目標の大学が定まることで自分の課題が浮き彫りになり、合格するには何を順序立てて学習すべきかが明確になるからです。
志望大学に迷うなら、まず興味のある大学を比較・検討してみることから始めましょう!
【高2の三者面談】

志望校をあらかた絞る
高2は高校生活の中で最も充実した学年です。
部活では核となり、文理選択によってクラス分けされ、将来に向けてより専門的な科目の学習も始まります。
高1と同じく学校生活や現時点での学習状況など、1学期の成績表とともに話しが進められます。
高2では、ある程度志望校も決まっている段階です
その志望校の確認と、現在の成績からの到達度について先生からアドバイスがあります。
模試の結果を重要視される
高2になると模試の回数も増え、志望校判定もでるようになります。
とくに一般選抜で受験する人は、定期テストの結果より模試の結果を重要視されることが多いです。

学校の評定はほぼ関係ないので…
定期テストの点は良くても、模試の点が悪いとけっこう指摘されます。

僕も物理はけっこう言われた…
高3になると模試の回数はもっと増えるので、定期テスト以上に模試対策は重要です。
逆に推薦型選抜で受験する人は、学校の評定が受験に大きく関わります。

模試よりも定期テストの結果を重要視されるかも…
オープンキャンパスへの参加
高2時期に大学のオープンキャンパスへ参加することを勧められます。
ここ数年はコロナ禍でオープンキャンパス自体が中止、またはオンラインにはなりましたが…
例年であれば、必ず1校はオープンキャンパスに参加して、レポートを提出するよう言われます。
そもそもオープンキャンパスに参加することの利点は
- 大学の雰囲気が肌で感じ取れる、体感できる
- 目標が明確になる
- 大学に通う学生と交流ができる
- 自身のモチベーションが上がる
こと。
オープンキャンパスは、やはり自身の体験がいちばんです。
早くオープンキャンパスに参加できるようになるといいですね。

オープンキャンパスは、親同伴がおすすめです!
こちらでくわしく書いてます↓
【高3の三者面談】

志望校の決定・受験方法の確認
高3になると、主に志望校の決定について話し合いがされます。
本命から滑り止めまでを全て決定している段階です
あとはその受験方法を確認することになります。

一般選抜か学校推薦型選抜かなど。
特に学校推薦型選抜や総合型選抜などは年内に合否が決定します。
必要書類や面接の練習など、先生にお願いすることは多いです。
推薦入試等で受験を希望する場合、あらためて三者面談でその旨を伝えておきましょう。
ただし、推薦型選抜の多くは評定平均値の下限が定められています。
今のお子さんの成績も踏まえて事前に確認しておきたいですね。

受験の種類や評定平均値などについては、こちらをどうぞ↓
一般選抜受験者は再度三者面談がある
一般選抜受験者は、大学入学共通テスト後にもう一度三者面談をする学校もあります。
それは共通テストの結果を元に、第一志望大のランクを下げるかどうか先生と確認するためです。

この三者面談では第一志望大を変える変えないの、シビアな話し合いになることも。
受験直前期は入試本番に向けて大学に提出するもの、確認事項などがたくさんあります。
最近は願書もインターネット(Web)出願が主流。
これらもすべてお子さん本人がおこないます。
志望大を含め受験大学が複数ある場合、出願の準備だけでも大変な作業です。
以上のことから、高3初めの三者面談で受験に関する一連の流れを聞いておくと良いでしょう。

出願について、親ができることをまとめています↓
国立大志望 高3息子の三者面談(夏)

難関国立大を目指していた息子、夏の三者面談はこうでした。
終始、志望大学についての話。
息子は専攻する学部までしっかり決まっていたので、学部の話からその先の就職のことまで…
定期テストは、ほぼ触れられません。

受験科目で点がとれてない場合は言われるかも…
息子は2次試験前期「難関国立大」、後期「通常レベルの国立大」を受験の予定。
私立大は、本人の進学する意志がないのと後期国立大の模試の判定が安定して良いので、受験しない予定でしたが…

浪人するしないは別として、私立は1つでも受けたほうがいいですよ。
と…。
先生いわく、ぶっつけ本番はおすすめしないとのこと。
次の冬の三者面談前までに私立の受験先を決めることになりました。
息子の高校は進学校ですが、

夏休み前で(受験勉強に)エンジンのかかっている子は、クラス3分の1程度です。
と先生に言われて、正直驚き…

進学校でもそんなもの?…息子頑張れ!
中でも、先生が強く言われていたことは、
✔ 夏休みの勉強時間の確保
✔この先、模試でどれだけ伸ばせるか
✔ 難関大はとくに2次力重視
の3点。
終始大学の話で、親としても子が受験生であることを再認識した三者面談でした。
国立大志望 高3息子の三者面談(冬)
冬休み前、三者面談を終えての感想。
おもな内容は、私立大学の受験先確認と第一志望の国立大学について。

すでに息子と先生の間で意向確認はできていて、最終的に「親の確認をとる」といった感じです。
各個人の模試データが保存されたパソコン画面をみながらの懇談。
最近の模試の偏差値から、志望大の合格の可能性についてアドバイスをもらいました。
同時に私立大学は出願時期も近いため、入念に話し合いもされます。
先生から、

お母さん、現役生はここからが伸びます!
2月はさらに伸びます!
最後まであきらめない人が勝ちです!
そういわれて、親子ともに気が引き締まりました。
1月に入ると受験大への出願手続きも本格化し、受験生も慌ただしくなります。
何か分からないことがあったら、冬の三者面談のときにしっかり聞いておくと安心です。
【高校の三者面談】子に確認すること

三者面談当日、親子の意見が食い違って先生の前で揉めるなんて嫌ですよね?

そうならないよう、事前に以下のことを子どもに確認です!
- 子どものテストや模試の成績を把握しておく
- 第一志望から滑り止めまでしっかり聞いておく
- 奨学金を借りるのか自宅通学以外も考慮するのか話し合う
とくに大学の費用などは、親としても話しづらい部分。
でも避けては通れない話です。

ここはしっかりと向き合いましょう。
【高校の三者面談】当日の服装

第一印象ってやはり大事です。
そのとき見た記憶で人の印象って決まりますよね?

先生から見れば「○○くんのお母さん」っていう印象がずっと残ります。
ざっくりとまとめると
- 派手すぎず、ラフすぎず
- 香水は基本NG
- 露出控えめ
- きちんと感をだした服装
であれば、高感度も上がります。
もちろん、私服でなくても仕事着でも大丈夫ですよ!

私も何回も事務服で行きました。
【高校の三者面談】親の心構え

三者面談の主役は、やはり子どもです。
親は引き立て役でしかありません。
事実、親そっちのけで子どもにばかり話をする先生もいます。

もうちょっと気を遣ってほしいけど…
要するに、先生も子どもに主張させたくて、会話を振っているんでしょう。
それはそれで普段聞けないようなこと聞けると、親としても嬉しいのは嬉しい…
そこは先生とタッグを組んで、子どもの本音を聞きだす役に徹するといいかもです。

先生と親はグル…?
【高校の三者面談】想定外な話もたまにある

進学校の三者面談、進路の話しばかりと思いきや…
意表を突いて、先生から想定外なことを言われることもあります。
これは私の過去ツイート…

あまりに衝撃的で、その時の三者面談の内容はぜんぶ吹っ飛んだ…
【高校の三者面談】 まとめ

高1から高3まで、実際に経験した三者面談の内容をもとにお伝えしました。
当時は保護者が学校に行く機会もなく、学校の様子もクラスの雰囲気もまったく分かりませんでした。
唯一年2回ある三者面談が、とても貴重な時間であったことを覚えています。

皆さまにとっても、高校の三者面談が有意義な時間となりますよう願っています。
コメント