指定校推薦の大学はいつ分かる?
校内選考はどうやって?
指定校推薦の流れを知りたい!
校内選考を勝ち取れば「ほぼ大学合格が決まる」といわれる指定校推薦
そのために早い時期から対策をしてきた高3生も多いはず。
ぶっちゃけ、どの大学から指定校推薦がきてるか、早く知りたい!
そんな学生さん、そして親御さまへ。
この記事では、指定校推薦の大学が分かる時期や校内選考・入試・合否までの一連の流れをお伝えします。
合わせて、指定校推薦を目指すうえで知っておきたいメリット・デメリットなども詳細に。
参考までに、息子が通っていた公立進学校の進路事情についてもリアルにお届け!
最後までお読みいただくと、指定校推薦の大まかな流れや公立進学校の裏事情もわかります(笑)
ぜひ、ご自身の進路対策にお役立てください。
指定校推薦の大まかな流れ
大学によって募集時期や受験日程などは多少異なりますが…
指定校推薦の大まかな流れは以下の通りです。
✔ 【6月~8月頃】高校で募集を開始
⇓
✔ 【10月頃】校内選考決定
⇓
✔ 【10月~11月頃】大学へ出願
⇓
✔ 【11月頃】指定校推薦入試(小論文、面接等)
⇓
✔ 【12月頃】合否発表
大学側から高校へ指定校推薦の募集要領が送られるのは6月辺りから。
遅くとも夏休み前には指定校推薦の大学が出揃います。
僕の学校は、8月20日前後(夏休み明け)に教室に指定校一覧表が貼り出されてたよ!
校内選考については各高校によって基準が異なり、審査過程においても原則非公開です。
また、指定校推薦はおもに私立大学が中心で、国立大学はほぼ行われません。
専願での出願となる指定校推薦は、合格が決まれば、必ず進学をする必要があります。
指定校推薦の校内枠を勝ち取るには
自校の選考基準を理解する
指定校推薦の選考基準は、各高校で設けられます。
自校の選考基準がどういったものか、事前に理解しておくことが大切。
息子の高校では、学校推薦型選抜で受験する人は、まず「推薦説明会」というものに出席することが決められています。
この「推薦説明会」に出席しないと、指定校推薦の校内申込ができない…
他にも、こんな決まり事があります。
さすがに評定1があると厳しいね
自分の高校の選考基準をまずクリアすることが前提条件になります。
学業成績以外でも何を見られるか、事前に知っておくことが必要です。
評定平均4.0以上が望ましい
指定校推薦に選考されるには、評定平均が4.0以上であることが望ましいです。
対象となるのは、高1~高3 1学期までの成績。
で全体の評定が出せます。
評定平均については、こちらで詳しく書いています↓
評定平均が4.0以上あると、ほぼどの指定校推薦の大学も評定平均の下段をクリアできます。
ただ、人気大学になると、別に教科ごとの評定を指示されることも…
【ある人気大学の選考条件より】
人気大学は、選考枠争いも激化します。
より高い評定平均値が求められるので、0.1でも上げる努力が必要です。
指定校推薦のメリット
校内枠に入れば、ほぼ大学合格
指定校推薦は、校内選考を勝ち取るとほぼ大学合格が決まります。
指定校推薦の制度が、大学と高校双方の信頼関係で成り立っているからですね。
実際、指定校推薦の大学入試は一般選抜のような「受験の合否を左右する重要な入試」というよりも、
「最終的に本人の意思・意向を確認する入試」といった意味合いに近いです。
受験当日も過度に緊張せず普段どおりに臨めば、ほぼ確実に合格することができるでしょう。
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早期合格で、時間に余裕ができる
指定校推薦は年内に合否が決まります。
見事合格すれば、周りより早く受験勉強が終了し、時間にも余裕がもてるように…
新生活の準備もゆっくりできます。
ただ、周りの友だちは受験本番に向け最後の追い込み時期です。
受験モードのクラスの雰囲気を乱さないよう、配慮することも大切。
そっと友だちの背中を押してあげれるといいですね。
合格が決まった子に手作りのお守りをもらった時、すごく嬉しかったよ!
自分の学力以上の大学も視野に
指定校推薦は、高校3年間まじめに頑張ってきた人を評価します。
なので、一般選抜のような学力テストを課さない大学がほとんどです。
本当なら一般選抜では狙えないレベルの高い大学も、選考枠に入れば入学することができるのは大きなメリット
1つ注意する点は、入学して苦労をしないよう勉強の手は止めないこと。
周りは、一般選抜で最後まで頑張り、勝ち抜いてきた人たちも多いです。
充実した大学生活を送るためにも、勉強は継続して行いましょう。
余計な受験料が抑えられる
指定校推薦で合格が決まれば、受験校1件のみの受験料で済み、家計的にも大変助かります。
指定校推薦も他の私立大学と同じで、受験料は35,000円前後です
通常は併願大なども含め、受験料だけでも30~40万はかかると言われています。
余計な受験料を支払わなくて済むのは、親としてもありがたいですね。
指定校推薦のデメリット
3年間、良い成績を保つこと
指定校推薦は、高校3年間良い成績を保つことが重要です。
評定平均がマジでものを言う
高校生活の善し悪しを問わない一般選抜とくらべると、やや緊張感をもって勉強しないといけません。
毎回定期テストで高得点を狙うのは、結構しんどい…
良い成績を3年間キープするには、日々の努力が必要不可欠です。
希望の大学・学科がないことも
指定校推薦は、自分の希望の大学・学科があるとは限りません。
逆にあればラッキーかも…
実際「希望の大学に希望の学科もある」ことは、少ないことのほうが多いです。
指定校推薦での入学を優先したいなら、大学選び・専攻する学科を慎重に考える必要があります。
大学入学後の成績もチェックされる
指定校推薦は、「合格が決まれば、終わり!」ではありません。
大学入学後の成績も、ちゃんと母校に報告されます。
「大学進学後も、しっかり勉学に励む」ことが指定校推薦の選考条件にあるはず。
入学してから素行が悪かったり学業不振になると、次年度から母校の推薦枠が減る、または取り消されることはよくあります。
実際に息子の高校も、ある卒業生の素行?が悪く、以降その大学の指定校枠が無くなったそう…
先輩、何かやらかしちゃった…?
指定校推薦での入学=母校を代表しての入学です。
高校にも後輩たちにも迷惑のかからないよう、大学進学後もまじめに、しっかりと勉学に励むことが大切ですね。
入学金・前期授業料の支払いが早い
これは特に親が注意しておく部分ですが…
指定校推薦は、合格が決まると早期に入学金・前期授業料を支払う必要があります。
【入 学 金】➡ 合格発表後すぐ(1~2週間内)
【前期授業料】➡ 入学金と同日、または年内(遅くても一般選抜入試前の1月末まで)
支払うものすべてが完了しないと、入学辞退とみなされてしまいます。
私立大学は、入学金+前期授業料だけでもかなりの高額。
支払期日は大学によって異なります。
お子さんの努力が無駄となってしまわぬよう、支払い面に関してはとくに確認をしておきましょう。
進学校の「進路指導の冊子」はエグかった
息子の通った高校には、毎年全生徒に配布される『進路指導の冊子』というものがあります。
進路指導の先生を中心に作成された、前年度の入試結果を分析した冊子です。
おそらく大学進学に力を入れる高校には、このような冊子があるかと…
この冊子には、前年度の指定校推薦一覧表も載っており、在校生にはありがたい一冊。
で、何がエグいの?
そう、前年度の入試結果ということで…
卒業生の入試結果も個々に載っています。
・高1から高3までの模試の偏差値
・共通テスト各教科ごとの点数
・受験、併願した大学
・その合否まで
もちろん、個人名は載っていません。
でも、見る人が見れば分かるよね
在校生からすると、自分の現時点での模試の偏差値から、「どの大学なら合格できそうか」の判断がしやすい。
先生からは、この冊子を大いに活用するようにと…
ということで、息子卒業後は後輩たちに自分の模試の成績・大学の合否などが丸裸にされました。
エグッ…!
【まとめ】指定校推薦で合格を手に入れよう!
指定校推薦の大まかな流れから、目指すうえでのメリット・デメリットなどをお伝えしました。
指定校推薦は、難しい学力試験を課さずとも、かなりの確率で大学に合格できる制度です。
そのために校内選考枠に入ることが何よりも重要で、早い時期からの対策を必要とします。
ですが、目指す大学が指定校推薦にあるのなら、利用しない手はありません。
ぜひ高校3年間ベストを尽くし、指定校推薦で合格を手に入れてください!
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