もう高2だけど勉強してない
やる気出ない
このままじゃ大学受験ヤバいかも…
大学受験を意識し始める『高2』時期。
「勉強しないと!」と頭では分かっているのに、どうにもやる気が出ない高2生は少なくありません。
そんな現状を何とかしたい高2生、そしてその親御さまへ
- 高2生の『勉強しない・やる気が出ない』原因
- 勉強しなかった高2生の末路
- 高2生が勉強のやる気が出ない時の対処法
を、2人の子の大学受験を終了した筆者がお伝えします。
この記事では、高2生のやる気になる『きっかけ』を、いくつかご紹介します。
『今を変えたい』『行動したい』高2生には必見の内容です。
【事実】『勉強しない・やる気出ない』高2生は意外と多い
実際に『勉強しない・やる気出ない』高2生は意外といます。
娘、息子が通った進学校の高校でも『勉強する人・しない人』はいたようです
頑張って入った高校なのに、なぜやる気が出なくなるのか。
その『原因と対処法』を、以下よりお伝えします。
【勉強しない高2生】やる気が出ない原因5つ
高2生の『勉強しない』『やる気が出ない』原因は5つあります↓
- 勉強がおもしろくない
- 勉強をやる意味が分からない
- 目標(志望大)がはっきりしない
- 勉強よりも楽しいことを優先する
- 周りが勉強しない雰囲気
順にご説明します。
①勉強がおもしろくない
高2生の勉強のやる気が出ない要因の1つは『勉強がおもしろくない』こと。
勉強に興味・関心を持てなくなると、勉強すること自体を苦痛に感じる人もいます。
勉強がおもしろくないと思う要因は
☒ 高校の内容が難しくて分からない
↓
☒ 分からない部分を放置してついていけない
↓
☒ ついていけないのでおもしろくない
という『負の連鎖』による可能性あり。
中学までは勉強ができた『成績優秀者』にも、当てはまる現象です
②勉強をやる意味が分からない
『勉強をやる意味が分からない』高2生は、勉強しない傾向にあります。
いわば、勉強する本来の目的を見失っている状態
たとえば『高校受験で完全燃焼してしまった人』が良い例です。
大学進学希望なら、高校はあくまで『通過点』
次なる『志望大合格』に向け、気持ちをリスタートさせることが大切です。
③目標(志望大)がはっきりしない
高2生は目標(志望大)がはっきりしないと、やる気が出ない要因となります。
本来、目標(ゴール)があるからこそ、人は頑張れる生きもの
目標が明確になれば、そこから逆算して『今やるべきこと』がみえてきます。
そのためにも『志望大は早期に決める』こと。
効率よく勉強していくうえで重要です。
④勉強よりも楽しいことを優先する
勉強よりも楽しいことを優先する高2生は、結果的に『勉強しない人』で終わります。
「高3から本気出す」といってる人ほど、本気出せずに終わる説
大学受験は、やりたいことを我慢し、コツコツと積み上げてきた人から合格を手にするもの。
高2だからと勉強をおろそかにしていたら、あとで必ず泣きを見ます。
勉強も部活も両立させたい高2生に、おすすめの記事です↓
⑤周りが勉強しない雰囲気
周りが勉強しない雰囲気だと、やる気のでない高2生も多いです。
楽なほうに流されず、気持ちを律して勉強する覚悟が必要
周りが好きなことをやる中での勉強は、やりにくいし辛いもの。
ですが大学進学をめざすのであれば、現状に甘んじてはいけません。
【やる気ゼロ】勉強しない高2生の末路
やる気がなく、勉強しなかった高2生の末路がこちらです↓
- 高2で勉強しなかったツケが高3にまわる
- 模試が振るわず、さらにやる気低下
- 不本意な大学に進学もしくは全落ち
高2で勉強しなかったツケが高3にまわる
やる気がなく勉強しなかった高2生は、そのツケが高3にやってきます。
高3受験期はしっかりと基礎を積み上げた人から、徐々に『応用問題』『過去問演習』へと切り替わる時期。
大学2次試験は『応用問題』『過去問演習』にどれだけ時間を費やせるかで合否が決まるといわれます
高2で勉強しなかった人は、基礎の定着が不十分な状態。
あいまいにしている基礎の習得から入るため『応用問題』『過去問演習』への取り組みも、当然遅れます。
結果『対策が不完全な状態』で受験に挑まなくてはいけません。
模試が振るわず、さらにやる気低下
高2で勉強しなかった人は、模試が振るわず、さらにやる気低下になる恐れがあります。
高2後半から徐々に増え始める模試。
志望校判定も出るため、大学入試をみな意識し始める頃です
模試は、学校の定期テストとは出題傾向も内容もことなる試験。
対策には『幅広い知識』と『模試に対応できる力』が必要となります。
高2で勉強しなかった人は、模試が振るわず、さらにはモチベーションも下がる一方です。
不本意な大学に進学もしくは全落ち
やる気なく高2で勉強しなかった人は『不本意な大学に進学』もしくは『全落ち』の可能性大です。
大学は中学・高校とはちがい、全国の受験生がライバル。
難関大であれば、その中に1年間しっかりと対策をしてきた『既卒生』も加わります。
大学の学部・学科は、思った以上に募集人数はありません
厳しい言い方になりますが、大学は『普通に落ちる世界』
『第一志望合格』は、簡単にはいかないのが現実です。
【悩める高2生へ】勉強のやる気が出ない時の対処法5つ
勉強しない高2生に、やる気が出ない時の対処法を5つご紹介します↓
- 『行ける』大学ではなく『行きたい』大学を見つける
- オープンキャンパスに行く
- 『不合格体験記』を読む
- 環境を変える
- スマホを断つ
①『行ける』大学ではなく『行きたい』大学を見つける
勉強しない・やる気が出ない高2生に強くおすすめするのは
『行ける』大学ではなく『行きたい』大学を見つける
こと。
大学進学をめざすなら、自分が『これだ!』と思う『心底行きたい大学』を探すことです
同じ学部でも大学によって『独自のカラー』があり『地域性』などもさまざま。
勉強不足だからと『学力相応の大学』を志望大にしている高2生は、決断が早すぎます。
自分が心動かされるような『ワクワクする大学』を見つけてください。
本当に行きたい大学なら、ハードルが高くても、グッとやる気が込み上げてくるはずです。
大学のパンフでじっくり検討したい方。
自分の『行きたい大学探し』にお役立てください↓
②オープンキャンパスに行く
勉強のやる気が出ない高2生は、大学のオープンキャンパスに行くのもおすすめです。
オープンキャンパスは、自分が大学生になった姿をリアルに想像できる絶好のチャンス。
◎ 大学での講義
◎ キャンパス内の様子
◎ 実際に通う大学生との交流
など、実際に自分の目で見て体験すると、より目標とする大学を身近に感じることができます。
志望大に迷う場合は、数校体験して比較するのもおすすめ
『行きたい大学』が、より鮮明になり、勉強にも力が入ります。
③『不合格体験記』を読む
勉強しない・やる気が出ない高2生には、北予備の『不合格体験記』を読んでほしいです。
地元では、北九州予備校を略して『北予備』といいます
北予備は、地元でも厳しい指導をすることで有名な予備校。
その北予備が、浪人生に『過去の振り返り』と『決意表明』も兼ねて書かせたのが『不合格体験記』です。
当時娘が高3のころ、北予備の先生が学校で登壇すると聞き、私も参加したことがあります。
そのときに初めて『不合格体験記』なるものを知り、衝撃を受けました。
この『不合格体験記』には、諸先輩方の貴重な体験が書かれています。
今なおやる気が出ない高2生は、北予備の『不合格体験記』を見て、一念発起してください。
④環境を変える
勉強にやる気の出ない高2生は『環境を変える』ことも有効です。
これまで勉強しなかった原因は『勉強に集中できる環境』ではなかったとも考えられます。
☑ 学校に朝早く登校し勉強
☑ 塾の自習室で勉強
☑ 図書館で勉強
など、環境を変えることで学習習慣が身につくこともあります。
勉強する気になれない高2生は『環境を変える』ことも1つの策です。
⑤スマホを断つ
勉強しない・やる気が出ない高2生は『スマホを断つ』ことを強くおすすめします。
自分は『スマホ依存症』だと自覚する人も多い高校生。
スマホが原因で『大学不合格』は、実際に起こりうる話です
勉強しない高2生が
高3受験生になったらスマホ断つ!
では遅すぎます。
完全に断つことができないなら
☑ 使用時間を決める
☑ 目に見える位置・手の届く場所に置かない
☑ 娯楽アプリを消去
など『自分ルール』をつくり、勉強に集中できる状態にしていくことが重要です。
【まとめ】勉強をしない高2生は『きっかけ』があれば変わる
勉強しない・どうにもやる気が出なくてお悩みの高2生と、その親御さまへ
- 高2生の『勉強しない・やる気が出ない』原因
- 勉強しなかった高2生の末路
- 高2生が勉強のやる気が出ない時の対処法
をお伝えしました。
これまで勉強してこなかった高2生も、何かやる気になる『きっかけ』があれば変わります。
少しでも早く勉強に取り組み『志望大合格』めざして頑張ってください。
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