うちの子、ぜんっぜん勉強しない
暇さえあればスマホばかり
こういう子は親としてどう対応すべき?
高校生なのに勉強しない、毎日スマホ三昧のお子さんをみてはモヤモヤする日々。
それでいて
大学には行きたい!
進学したい!
というお子さんに
はぁ?
となる親御さまは、多いようです。
そんなやる気の出ないお子さんをやる気にさせたい親御さまへ
- 高校生をやる気にさせる6つの方法
- 高校生のやる気が出なくなる理由
- 高校生のやる気が失せる親のNG行動
など、知って役立つ情報をお届けします。
この記事をお読みいただくと、やる気の出ないお子さんとの向き合い方もわかります。
✅ わが子は何故やる気が出ないのか
✅ やる気がない子へのアプローチ法
✅ 親がやってしまいがちなNG行動
さらに『親自身のメンタルケア』にも触れています。
わが子のやる気スイッチを押し、心穏やかに過ごしたい親御さまには必見の内容です。
【ズバリ】やる気の出ない高校生は『主体性』に欠ける
やる気の出ない高校生に共通してみられる特徴があります。
それは『主体性に欠ける』こと。
『主体性に欠ける』とは、目標に向け『自ら考え行動する』意識が薄いことを指します
人は何か目的がなければ、行動しようと思わないもの。
学習面も「勉強をさせられている」のではなく
自分のために自ら勉強する
という『主体性』をもたないと、継続して勉強することさえ容易ではありません。
以下より、やる気の出ないお子さんでも主体性をもち、やる気が起きる方法を6つご紹介します。
【親次第】高校生をやる気にさせる6つの方法
高校生をやる気にさせる方法がこちらです↓
- 急かさない・否定しない
- 頑張っていることを褒める・認める
- 小さな成功体験を積み上げる
- 親も『大学受験』を知る
- ポジティブな声かけ
- 学習環境を整える
以下より順にご説明します。
①急かさない・否定しない
高校生は、心も体も大人になる、親にとっては扱いが難しい時期。
さらに学校の授業は難易度も増すため、進路の悩みから不安になる人も少なくありません。
そんなときに急かす・否定的なことばを投げかけると、プレッシャーをあたえ反発心を招くだけ。
たとえば
なんで勉強しないの?
ではなく
ちょっと疲れてる?
など、気持ちを察する声かけが、不安定な時期のお子さんには響きます。
『急かさず否定もしない姿勢』こそ、やる気の出ないお子さんが自分から行動する第一歩です。
②頑張っていることを褒める・認める
高校生のやる気を引き出すには『結果』ではなく『過程』を褒めて認めることが大切です。
努力を認められることで、子どもは自己肯定感を育み、自発的にやる気を出しやすくなります。
逆に結果だけを評価すると、失敗を恐れて挑戦しなくなることも…
頑張った過程を評価すると
自分をちゃんと見てくれてる…
と感じ、安心感をもてるもの。
子どもの努力を認め心から褒めることで、自己肯定感をもち、やる気へとつながります。
③小さな成功体験を積み上げる
高校生がやる気をとり戻すには『小さな成功体験を積み上げる』ことも有効です。
大きな目標には、すぐに届かないかもしれません。
ですが、達成できる小さな目標を1つずつ越えていくことで、自信とやる気が湧き出ることもあります。
- 今日は10分だけ数学を勉強する
- 英単語を1日に3つ覚える
- 勉強している間だけはスマホを触らない
など。
ハードルの低い小さな成功体験の積み重ねが、やる気の出ないお子さんを変える原動力へと変わります。
④親も『大学受験』を知る
親に大学受験の知識があると、受験期のお子さんに余計な心配をさせなくてすみます。
受験自体はお子さん本人がおこなうもの。
ですが『受験までの過程』には、親も多分にかかわります。
おおまかに挙げても
✅ 大学受験の入試方式
✅ 受験に関する費用
✅ 願書の出し方
などは、親御さんに知識があるだけで、お子さんは心強いことまちがいなし。
高校生のお子さんにとって、大学受験はもちろん初めての体験です。
多少なりとも大学受験の知識がある親御さんなら、受験で不安なお子さんも救われます。
⑤ポジティブな声かけ
ポジティブな声かけは、やる気の出ない高校生にこそ、かけてあげたい言葉です。
勉強しなきゃいけないと頭ではわかるのに、どうしても行動が伴わない
そんな『行動できない自分』に、実はお子さん自身が悩んでいるかもしれません。
- やりたくない時もあるよね。でも、その中でやろうとしてるからすごい
- ちょっと疲れてる?たまには早く寝たほうがいいよ
- 大丈夫。昨日よりも確実に一歩前にすすんでる
など、お子さんを肯定しつつ体調を気遣ってあげると、言われる本人もうれしいもの。
どんな状況でも受け入れる親御さんの姿勢は、やる気の出ないお子さんを変えるきっかけにもなります。
⑥学習環境を整える
高校生をやる気にさせるには『学習環境を整える』のも、1つの方法です。
勉強に集中できる良い環境が、モチベーション向上につながることもあるからです。
自宅以外で高校生がよく利用する学習スペースは
◎ 学校の教室
◎ 図書館
◎ 塾の自習室
など。
自宅で勉強する派は、自分の部屋はもちろん、リビングルームで勉強する人も少なくありません。
リビングは「机が広い・気持ち監視されてる・落ち着く」から、勉強がはかどる!
お子さんが勉強している間は、
☒ テレビはつけない
☒ むやみに話しかけない
など、家庭内でも『集中できる環境をつくる』ことで、お子さんの勉強意欲をよりかきたてます。
高校生のやる気が出なくなる理由(対処法も)
高校生のやる気が出なくなる理由は以下のとおりです↓
- 目標がない
- 授業についていけない
- 燃え尽き症候群
- 周りに流される
- スマホ依存症
対処法も合わせてご紹介します。
目標がない
高校生がやる気の起きない一番の理由は『目標がない』ことです。
明確な目標がないと勉強をする意味がわからなくなり、形だけやろうとしても長続きしません。
大学に進む意思はあるのに進学先が決まらないなら、まず『本当に行きたい大学』をみつけることが大切。
文系理系問わず、同じ学部でも大学によってカリキュラムが異なり、何に力を入れているかも変わります。
自分に合う大学はどこか見極めるなら『実際に大学に足を運ぶ』のがおすすめです
オープンキャンパスや大学祭など、大学の雰囲気や学部内容、先生・生徒の様子をお子さん自身で体感すること。
そうすることで『本当に行きたい大学』がみつかり、合格までの逆算スケジュールが完成します。
『行ける大学』ではなく『行きたい大学』に目標をもつことで、勉強をする意欲は格段に上がるはずです。
授業についていけない
学校の授業についていけなくなると、勉強へのやる気は一気に下降します。
高校の授業は扱う内容も専門的。
中学とくらべ格段に難易度も上がるため、これまで成績のよかった人も成績不振に陥ることはめずらしくありません。
授業についていけないと当然勉強もおもしろくないため、やる気もさらに低下。
『自分はできない』と自己肯定感も下がり、ついにはまったく勉強しない状態になります。
自分で解決できない、塾通いしても成績が上がらない場合『勉強のやり方』に問題があることも…
正しい勉強法、お子さんに合った的確な指導を求めるなら『家庭教師』から学ぶのも、1つの方法です。
時間を無駄にしたくない高校生には『オンライン家庭教師』が人気です↓
燃え尽き症候群
高校受験を大きな目標にしていた場合『燃え尽き症候群』になる人もいます。
- 燃え尽き症候群とは
- 全力を出し切ったあとの無力感や、達成後に次のステップをみつけられないことで引き起こされる症状
当初の目標を終えたことで燃え尽きてしまった高校生。
そんな高校生には、次の目標をみつけるまでの『リフレッシュ』と『段階的な挑戦』が必要です。
そのため、すぐに新しい目標を決めようとせず、心身をリセットしながら少しずつ前向きな気持ちをとり戻すこと。
お子さんが「もう頑張りたくない」と思うのなら、まずは
◎ 何もしない時間
◎ 好きなものに没頭する時間
を与えましょう。
気持ちにゆとりができたら
今やってみたいものって何?
と、小さな挑戦を促すような声かけを。
もともとは頑張り屋のお子さん。
少し前の『挑戦する気持ち』をとり戻せば、新たな目標へコツコツとり組む可能性は大いにあります。
周りに流される
高校生は周りの友人や環境に流されやすい時期。
みんなが遊んでいるから自分も…
と友人関係を大切にするあまり、自分のペースを見失い、やる気が低下することもあります。
たとえば、友達とゲームをしていて、どうしてもやめられない場合
あなたが本当にやりたいことは何?
と問いかけることも、時には必要です。
お子さんが流されやすい性格なら『今やるべきことは何か?』を自分で考えさせること。
正しい方向に導いてあげることで、やる気をとり戻すこともあります。
スマホ依存症
現代病ともいえる『スマホ依存症』は、高校生のやる気を低下させる大きな要因の一つです。
スマホを長時間使用することで
☒ 記憶力・集中力の低下
☒ 睡眠障害
☒ 眼精疲労
☒ 精神的な不調
など、勉強時間が減るだけでなく、さまざまなところに悪影響を与えます。
スマホがどうしても手放せない場合『1日の使用時間を設ける』など、とくに受験期は親子でルールを決めるのもよいでしょう。
勉強中はスマホを別の部屋に置くなど『物理的に距離を置く』ことも有効です
高校生にスマホを『完全禁止』させると、かえって反感を抱きます。
使い方を工夫し、お子さん自身でコントロールできる環境をつくることが大切です。
【親のNG行動】高校生はコレでやる気が失せる
親のふとした言動が、高校生のやる気を失わせることも多々あります。
とくに、次の3点には注意しましょう↓
- 『~しなさい』など上から目線の口調
- 大学受験に無関心&見放す態度
- お金のかかる話には非協力的
ここでは、上記3つの『具体的なNG行動』とその『改善法』を解説します。
『~しなさい』など上から目線の口調
親が上から目線の『命令口調』は、高校生のやる気を削ぐ最大の要因です。
高校生は『~しなさい』といわれるほど、自尊心が傷つき反発心を抱きます
そうなると親子関係がギクシャクするだけでなく、子どもの自主性・モチベーションをも失わせる結果に…
たとえば「早く宿題しなさい」と押し付けるのではなく
ごはんの前に宿題終わらせるとあとが楽だよ
と促す声かけにチェンジ。
さりげなく、それでいて言いたいことは伝わるので、親御さん自身もスッキリします。
大学受験に無関心&見放す態度
親が大学受験に無関心・見放す態度をとることは、極力さけるべき行為です。
受験生に限らず、高校生は進路に対し、常に不安を抱えているもの。
親が無関心な態度では相談することはおろか
自分を理解してくれてない
と、お子さんは孤独感や無力感に苛まれます。
見放されたと感じると、目標をもつ意欲さえもてないように…
高校生だから『自分のことは自分で考えさせる』のも、時には必要。
ですが、同時に親の『寄り添う姿勢』も忘れてはいけません。
✅ 大学受験について関心を寄せる
✅ 見放すのではなく『見守る』姿勢
を心がけることで、お子さんも安心して『受験』という大きな壁に挑むことができます。
お金のかかる話には非協力的
大学受験は、とかくお金がかかります。
塾代や受験料、受験大が遠方なら宿泊+交通費
晴れて合格すれば、入学金や学費など
生活に影響するため戦々恐々とするのは親だけですが『非協力』な振る舞いは、お子さんにも悪影響です。
まずはシンプルに、お子さんの『行きたい大学』について耳を傾けること。
そこから、奨学金や教育ローンなど、工面する方法を考えてもみても遅くはありません。
頭ごなしに「お金ない」と進路を狭めるのではなく、できる限りサポートをする姿勢はみせる。
そうすることで
親も何とか協力しようとしてくれてる!
と、第一志望合格に向け、勉強により一層力が入るようになります。
【親のメンタルケア】自分も無理をしないこと
やる気のない高校生をやる気にさせるには、親自身の『努力』と『根気』も必要です。
と同時に大切なのは
親自身が無理をしないこと
親が焦りや不安を抱えた状態では、前向きな言葉も出てきません。
余裕のなさが知らず知らず子どもに伝わり、結果プレッシャーやストレスを与える原因にもなります。
考え・行動も大人になる高校生
ふだん話さなくても、親の感情は敏感に感じとります
「少し疲れたな」と思うときは、それ以上考えるのをやめてみる。
気持ちが落ち着いたときに考えると、また違った答えが出るものです。
気難しい時期のお子さんと穏やかに向き合えるよう『親自身が無理をしない』こと。
これこそ、高校生のやる気を育てる最良の環境です。
【まとめ】親次第でやる気の出ない高校生も主体的になる
やる気の出ないお子さんをやる気にさせたい親御さまへ
- 高校生をやる気にさせる6つの方法
- 高校生のやる気が出なくなる理由
- 高校生のやる気が失せる親のNG行動
など、知って役立つ情報をお届けしました。
やる気の出ない高校生も『親がどう関わるか』で、主体性のある子へと変わります。
親御さん自身も無理をせず、心穏やかに過ごせますように…
この記事が、お子さんをやる気にさせたい親御さまの少しでも参考になれば幸いです。
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