大学受験に親は付き添うもの?
親同伴の割合は?
付き添う親は何すればいいの?
子どもが遠方大に受験なら、どうすべきか悩ましいのが『大学受験の親の付き添い』
もう高3生だし
親が付き添うってのもどうだろう…
と、周りはどうしてるか気になる親御さまもいるでしょう。
そこで、2人の子の大学受験いずれも同伴した私が
- 大学受験の親同伴割合
- 親同伴のメリット・デメリット
- 同伴した親の過ごし方
など、自身の経験もふまえてお伝えします。
この記事をお読みいただくと
わが子の大学受験に付き添うべきか
迷うことはありません。
あわせて、遠方受験には欠かせない『ホテル予約』についても有益な情報をお届けします
これから宿泊先をお探しの方にも参考になる内容です。
【大学受験】親が付き添うかは『子ども次第』
先に結論からいうと、大学受験に親が付き添うかは『子ども次第』です。
- 一人で行くのが不安な子
- 親が一緒だと面倒だと思う子
- 意思なく『親に任せる』どちらでもいい子
など、お子さんの性格はそれぞれのため、一辺倒な答えはありません。
お子さんの意思をくみとった結果
☑ 一人が不安なら付き添う
☑ 親同伴が嫌なら一人で行かせる
☑ 親がいても気にしないならついて行く
という判断に落ちつくご家庭が、実際のところ多いようです。
親が同伴する割合
大学受験の親同伴割合はお子さんの『意思』による一方、さまざまな条件によって異なることもあります↓
親の同伴率(高め) | 親の同伴率(低め) | |
大学までのルート | 交通手段が少ない (分かりにくい・複雑) | 公共機関が整っている (分かりやすい・行きやすい) |
大学の系統 | 文系が多い (女子率が高い) | 理系が多い (男子率が高い) |
大学のレベル | 難関大 (全国から集う) | 中堅大 (同地域生も多い) |
住 居 | 地方・田舎 (公共機関に乗り慣れていない) | 都会 (普段から公共機関を利用) |
もっとも重要なのは
わが子が安心して受験本番を迎えれること
不安なくいつも通りの力を出せるよう『落ち着く環境を与えてあげること』が大切です。
【大学受験】親が付き添うメリット3つ
大学受験に親が付き添うメリットは、おもに次の3つです↓
- 子が安心して大学受験に臨める
- 予期せぬトラブルにも対応可能
- 大学周辺の環境をチェックできる
順にご説明します。
子が安心して大学受験に臨める
大学受験に親が付き添うメリットの1つは
子どもが安心して大学受験に臨める
こと。
ふだんお子さんと会話が少ないご家庭でも『誰かがいる』という安心感は、十分あたえられます。
自分事とはいえ、慣れない環境に一人身を置くのは誰だって心細いもの
『受験本番』を不安なく迎えさせてあげれるのは、力を出し切りたいお子さんにとってもプラスになるはずです。
予期せぬトラブルにも対応可能
予期せぬトラブルにも対応できるのは、大学受験に付き添いをした親がいるからこそ。
お子さん一人では判断しにくい状況でも、親御さんがいれば回避できることもあります
☒ 天候のトラブル
☒ 交通のトラブル
☒ 体調のトラブル
など、冬の時期におこなわれる受験は、何が起きるかわかりません。
想定外の事態でお子さんの平常心を乱さないよう、親御さんがそばにいると安心です。
大学周辺の環境をチェックできる
付き添いをした親御さん自身のメリットにもなるのが『大学周辺の環境をチェックできる』こと。
ネット検索より、実際に自分の目で見て状況を確認するほうが正確で確実に情報をGETできます
とくに遠方の大学は、親が足を運ぶ機会など、めったにありません。
同伴すればお子さんが4年間過ごすかもしれない場所を自分の目で足で確認できる、絶好のチャンスです。
【大学受験】親が付き添うデメリット3つ
大学受験に親が付き添うデメリットもお伝えします↓
- 付き添うと費用が倍
- 付き添う親は仕事の調整が必要
- 親が付き添うと気を遣う子も
付き添うと費用が倍
大学受験に親が付き添うと『費用が倍』になります。
- 自宅からホテルまでの交通費(往復)
- ホテル宿泊代
- 滞在時の食事 など
ホテル予約については、費用面もふくめ
☑ 大学近隣のホテル
☑ アクセスのよいホ テル
☑ リーズナブルなホテル
は、早々に満室になり、毎年早い者勝ちです。
ホテル予約については後述しますが、気になる方はココから飛んでください↓
付き添う親は仕事の調整が必要
大学受験に同伴する場合、付き添う親は仕事の調整が必要になります。
2次試験は連泊になることも多いため、会社を数日休む人も多いです
試験日程が会社の休日とうまく重なればよいですが、そうでない場合はその分休みの申請が必須。
どうしても都合がつかない場合は、お子さん1人で受験会場へ向かわせることになります。
親が付き添うと気を遣う子も
親が大学受験に同伴すると、逆にお子さんに気を遣わせてしまうことも…
親の付き添いは、一人ではない『安心感』をあたえる一方、自分だけで行動できない『不自由さ』もあたえます。
とくに
息子+母親 or 娘+父親
の場合は、ふだんから距離を置かれがち。
大学入試を目前にして変に気を遣わせてしまうのは、受験だけに集中したいお子さんからするとデメリットです。
【親ココ注目】大学受験のホテル予約は『年内』に
大学受験の宿泊先は、早い人で『夏』あたりから予約を入れ始めます。
少しでも条件のよいホテルをお探しなら、遅くても『年内』がおすすめ
以下の項目で、大学受験のホテル予約についてご説明します。
- 『9月~11月』までに予約する
- 受験候補の大学もまとめて予約
- 親同伴なら『部屋別』も考慮
『9月~11月』までに予約する
大学受験のホテルは『9月~11月』までの予約がおすすめです。
理由は、年明けになると条件のよいホテルは、ほぼ『満室状態』となるため
大学受験のホテル予約のピークは『1月の共通テスト終了後』
多くの受験生が共通テストのでき具合から受験校を確定するこの時期が、ホテル予約のピークを迎えます
となると、当然予約も集中し、最悪『ホテルが取れない』という事態にもなりかねません。
少しでも『利便性』『リーズナブル』なホテルをおさえるなら『9月~11月』までの予約が必須です。
大手旅行会社が企画する、受験生のための宿泊プラン『受験生の宿』が毎年好評です。
受験生に配慮したサービスが人気
照明器具・机・加湿器なども無料で貸してもらえます
『受験生の宿』はオンライン予約です。
大学近隣・利便性のよいホテルは早期満室となるため、早めに予約をすませましょう。
- JTB 【受験生の宿】
安心の国内最王手 - じゃらんnet 【受験生の宿】
ホテル掲載数も多い - 楽天トラベル
楽天ユーザーおすすめ - るるぶトラベル 【受験生の宿】
画面も見やすく検索しやすい - 近畿日本ツーリスト【受験生の宿】
土地勘がなくても探しやすい - 日本旅行【受験生の宿】
『JR・新幹線+宿泊』も充実 - Yahooトラベル
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大学受験のホテルについて、くわしく書いた記事です↓
受験候補の大学もまとめて予約
意外と見落としがちなのが『受験するかもしれない大学』のホテル予約。
受験候補の大学が遠方なら、あわせて予約することをおすすめします
理由は前述したとおり、共通テスト後では予約がとりにくいのに加え
受けないとわかった共テ後のキャンセルでもキャンセル料は発生しない
からです。
注意点は、受験校が確定したら、その他を忘れずに『キャンセル』すること。
共通テスト後に慌てないためにも、候補をふくめた受験校をまとめて予約しておくと安心です。
予約の際は、契約先の『キャンセルポリシー』をかならずご確認ください
親同伴なら『部屋別』も考慮
大学受験に親が同伴する場合『部屋別』も考慮して、予約をとる必要があります。
とくにお子さんが異性であれば、なおさら気遣ってあげたい部分です
かりに一部屋しか空きがなくても、ツインルーム(ベッドが2つ)は必須。
つけ加えると同伴者が『父親』の場合
いびきがうるさくて眠れない!
と不快にさせてしまう可能性もあるので『部屋別』であると安心です。
【大学受験に付き添う親】入試前日までにやること
大学受験前日までにやっておくことを3つご紹介します↓
- 受験会場までの下見
- 付き添う親の待機場所の確認
- 受験当日の昼食を事前調達
受験会場までの下見
現地へ着いたら、大学(受験会場)までの『下見』をおすすめします。
『下見』は、ホテルから大学までの『交通手段』や『所要時間』を知る意味でも有効です
前々日入りできるなら、受験当日と同じ時間帯の公共機関で下見をすると、当日の朝の混み具合をより把握できます。
また大学によって、試験前日 受験会場を事前に確認したい受験生向けに校舎を開放しているところも多いです。
- 受験案内板が設置されている場所
- 自分の受験番号がある案内板をみつけ受験教室を確認
- 受験教室からいちばん近いトイレの場所
など事前に知ることで、入試本番の緊張を少しでもやわらげることができます。
お子さんが九州大学受験の方は合わせてどうぞ↓
【九州大学受験】伊都キャンパス ホテル・交通手段を九大生の親が解説
付き添う親の待機場所の確認
『親の待機場所の有無』は、大学によって分かれます。
待機場所はとくに受験最終日、ホテルチェックアウト後の親の居場所にも関わるため、わりと重要です
ちなみに娘の受験大では、隣接する学生食堂が保護者待機場所として設けてあり、私も利用しました。
公共機関を利用の方は、大荷物の移動だけでも楽なものではありません。
事前に『待機場所の有無』を調べておくと、無駄に体力を消耗することもなく安心です。
受験当日の昼食を事前調達
大学入試で昼食を必要とする場合『事前に買っておく』ほうがよいかもしれません。
というのも、受験当日の朝、昼食を買いにコンビニへ向かう受験生も多いからです。
手軽に食べられるおにぎり系は、品切れになる可能性もあります。
立ち寄れるコンビニがいくつもあれば別ですが
- どこにコンビニがあるかわからない
- 当日の朝バタバタしたくない
場合は、前日の夜に調達しておくことをおすすめします。
【親は何する?】大学受験に同伴したときの過ごし方
気になる『大学受験に同伴したときの親の過ごし方』がこちらです↓
- 大学周辺を探索する
- 不動産を訪ねる
- 宿泊中の食事を考える
大学周辺を探索する
親御さんが大学受験に同伴したら『大学周辺を探索する』ことをおすすめします。
『遠方の大学に合格=お子さん一人だけの生活』がはじまるからです
- 実際に通う大学生はどの辺に住んでいるのか
- 最寄駅から大学までの移動手段・距離・時間
- バイトできそうなお店の有無
- 普段買いできそうなスーパーはどこにあるか
など、現地にいるからこそ親目線で確認できることはたくさんあります。
同判時ではありませんが、私も息子の部屋探しの際、近くのお店・スーパーなど、実際に歩いてまわりました。
食料品、とくに冷凍もの・惣菜系・パンなど、利用頻度の高そうなものの品揃えと価格チェックはおすすめ
お子さんの生活拠点になることを想定し、付き添った親御さんは周辺を探索するのもよい方法です。
不動産を訪ねる
お子さんが大学受験中に、不動産を訪ねる親御さんは結構います。
事前連絡をして不動産を訪ねる方もいる反面、連絡なしで直接訪ねる方も一定数いるようです。
息子がお世話になった不動産は『(受験)当日はあえて予約不要で対応します』といわれてました
親御さんの来社を見越し、当日はバイト生もスタンバって内見案内をしてくれるところもあります。
唯一の欠点は
受験当日の不動産は『非常に混雑』すること
息子受験中に不動産前を通りかかったときも、中に入れない人の列でお店の前は混雑していました。
親としては現地滞在中に部屋の情報を知りたい、おさえておきたい人がほとんど
混雑を避け、少しでもゆっくりと対応してもらいたい場合は『受験前日』あるいは『前々日』の不動産訪問がおすすめです。
宿泊中の食事を考える
大学受験に同伴した親御さんは、宿泊中の食事も考えないといけません。
朝はホテル朝食付きだからOK!
昼は自分だけだからコンビニでよし
という方もいますが、問題はお子さんもいる『夜』
受験前日ということもあり
部屋にこもりたい
というお子さんも、少なくはないでしょう。
選択としては
- ホテル内に食事処があれば利用する
- 近くに飲食店がないかさがす
- 部屋食用にテイクアウトまたはスーパーで食料品を調達 など
大事なのは、お子さんに『選択肢』をあたえること。
事前に要望を聞いてから、計画をたてましょう。
【大学受験】付き添う時の持ちもの(本人・親)
『受験会場』『宿泊先のホテル』 それぞれに必要な持ちものをご紹介します。
- 受験会場に必要な持ちもの(本人)
- ・受験票
・筆記用具(鉛筆多め、消しゴム2個以上)
・腕時計(できれば2つあると安心)
・昼食(飲み物、間食用の甘いもの含)
・現金、交通系ICカード
・学生証
・身分証明書(保険証など)
・携帯
・常備薬
・雨具(天候による)
・防寒グッズ(マフラー、カイロなど)
・メガネ、コンタクト
・マスク、抗菌グッズ
・上履き(必要な大学のみ)
・試験会場の案内図
・最低限の勉強道具
- 宿泊先のホテルに必要な持ちもの(本人・親)
- ・洗面道具(ほぼ備え付けでOK ボディタオル要)
・着替え、部屋着(就寝用)など
・多めの現金
・保険証(親子ともに)
・携帯充電器
・ホテル滞在時用の勉強道具
・雨具
・常備薬
・女の子は生理用品(予定日外でも)
・親はメイク道具
【大学受験】付き添う親の服装
大学受験に付き添う親御さんの服装は『見た目』にこだわる必要はありません。
◎ 歩きやすくて
◎ 動きやすく
◎ 着回しの効く服装
であれば、ふだん着ている格好で大丈夫です。
とくに『靴』はローヒールで、疲れないタイプがおすすめ
現地に着くと思った以上に歩くため、ふだん歩かない人は足が棒のように疲れます。
大学の待機室(待合室)の利用や不動産訪問などで気になる場合は、気持ち見た目を意識するもよし。
かさばらなくて体に無理のない服装を選び、最終日まで親御さんも『体力温存』できるように心がけることです。
【親の付き添い体験】大学受験に同伴してみて思うこと
2人の子どもの大学受験に同伴した、私自身の体験談をお伝えします。
部屋着は『持参』がおすすめ
宿泊をともなう大学受験の場合、部屋着(就寝用)は『持参』をおすすめします。
多くのホテルでは、就寝用として『浴衣』『ガウン』などのナイトウェアがありますが、正直落ち着きません。
とくに着慣れないお子さんにおいては、寝付けない可能性もあります。
娘に同伴したとき『何これ?』と拒絶したので、速攻ユニクロに向かいました(笑)
受験生には、しっかりと睡眠をとって明日に備えてほしいもの。
いつもとちがう環境でもリラックスできるよう『部屋着は持参』がおすすめです。
付き添いは『過保護』ではない
私は
- 宿泊をともなう娘の大学受験
- 遠方ではない息子の大学受験
どちらも付き添いました。
理由は、不安なく安心して受験に臨んでほしいと思ったからです。
余計なことに気を遣わず、受験に一点集中してほしい
その思いで、子どもの真剣な表情を時折みながら受験大学まで見送りました。
親が大学受験に付き添うことを『過保護』だと、私は思いません。
少なくとも、わが家ではそうでした。
とくに難関大志望の息子については『またここに来れますように…』と何度も願ったよき思い出です
無事、息子を校舎まで送り届けました。
— みいこ@親目線の大学受験ブログ書いてます (@mi_konoblog) February 25, 2023
表情は落ち着いた様子。
「行ってきます」としっかりと目を見て、受験教室へと入って行きました。
大丈夫。
合格できるだけの努力はちゃんとやってきたから…
胸を張って、いつも通り頑張ってこい! pic.twitter.com/MvW9zcP3xK
【まとめ】大学受験 親の付き添いは『割合』気にせずベストな選択を
大学受験の付き添いでお悩みの親御さまへ、自身の経験もふまえてお伝えしました。
サクッと要点をまとめます↓
①大学受験に親が付き添うかは『子どもの意思』と『条件次第』
②大学受験に親が付き添うメリット3つ
・子が安心して大学受験に臨める
・予期せぬトラブルにも対応可能
・大学周辺の環境をチェックできる
③大学受験に親が付き添うデメリット3つ
・付き添うと費用が倍
・付き添う親は仕事の調整が必要
・親が付き添うと気を遣う子もいる
④大学受験のホテル予約は『年内』におこなう
・『9月~11月』までに予約する
・受験候補の大学もまとめて予約
・親同伴なら『部屋別』も考慮
⑤大学受験に付き添う親が入試前までにやること
・受験会場までの下見
・親の待機場所の確認
・受験当日の昼食を事前調達
⑥大学受験に親が同伴したときの過ごし方
・大学周辺を探索する
・不動産を訪ねる
・宿泊中の食事を考える
⑦大学受験に付き添う親の服装
・歩けて動けて着回しの効く服&疲れない靴
わが子が人生をかけ挑む場面に親が立ち会える機会は、そうあるものではありません。
付き添う親も全力で疲れますが、貴重な体験をさせてもらったと、今では感謝しています。
『大学受験に同伴する』あるいは『一人で行かせる』場合も、ホテル予約だけはお早めに!
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この記事が大学受験を陰ながら支える親御さまの、少しでも参考になれば幸いです。
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