Fラン大学っていく意味あるの?
学費高いだけでお金のムダ?
高卒で就職したほうがいい?
偏差値が低い大学の象徴ともいわれる『Fラン大学』
大学には行きたいけど
❓ Fランクでも行くべきか
❓ 行く意味あるのか
と、進学をためらう学生も少なくありません。
奨学金借りてまでFラン大行く意味って…
そこで
Fラン大学に行くことを迷う高校生、そしてFラン大に現在通う大学生へ
- Fラン大学に行くメリット
- Fラン大学に行くデメリット
- Fラン大学でも勝ち組になる方法
をお伝えします。
この記事をお読みいただくと
自分はFラン大学に行く意味あるのか
わかります。
しっかりと自分の将来を見据えて歩みたいあなたは、最後までご覧ください。
Fラン大学でも行く意味は『ある』
はじめにお伝えすると、Fラン大学でも行く意味は『あります』
正確には、あなたの『行動次第』で行く意味がある、というほうが正しいかもしれません。
つまりは『学ぶ意志』が明確にあり、目標に向かってブレずに突き進むことができるかどうか
逆をいえば、何も考えずFラン大学にいくのは危険です。
☒ とりあえず入れる大学ならどこでも
☒ まだ働きたくないから大学に行く
☒ 自由気ままにキャンパスライフ
など、学ぶ意欲も目標もなく大学に行くのは、俗にいう『意味のないFラン人生』の始まり。
Fラン大学でも行く意味があるかどうかは、あなたの『行動次第』で決まります。
【そもそもの意味】Fラン大学の定義
Fラン大学の『F』というのは、河合塾が偏差値のつけることのできなかった大学を『Freeフリー』と称したことが由来です。
- 河合塾のBF(ボーダーフリー)の定義
- ボーダーラインの設定基礎となる前年度入試結果調査データにおいて、不合格者数が少ないため合格率50%となる偏差値帯が存在せず、ボーダーラインが設定できなかった場合、ボーダー・フリー(BF)としています
(河合塾 入試難易予想ランキング表「ボーダーラインとは」より抜粋)
そのため、Fラン大学の意味合いは『S、A、B…』のようなアルファベットべでランク付けされているわけではありません。
ですが
☒ 偏差値35未満
☒ 中退率が高い
☒ 定員割れを起こしている
という特徴も見受けられることから、世間一般では『レベルの低い大学』として認識されているのが現実です。
【意味あり】Fラン大学に行くメリット3つ
Fラン大学に行くメリットは次の3つです↓
- Fラン大学でも最終学歴は大卒
- 社会人前の何でも挑戦できる時
- 大学独自の給付型奨学金を狙える可能性も
順にご説明します。
Fラン大学でも最終学歴は大卒
Fラン大学に行くメリットの1つは、最終学歴が『大卒』になること。
最終学歴が『大卒』になると
◎ 就職の幅が広がる
◎ 昇格・昇給しやすい
◎ 初任給・年齢給が高い
という、大卒ならではの恩恵を受けられます。
平均収入を大卒と高卒で比較した場合
- 月収 約88,000円
- 年収 100万円以上
もの差があるといわれ、生涯年収に換算すると5~6,000万円もの収入差がでます。
参照元:令和5年賃金構造基本統計調査の概況(学歴別にみた賃金)より
もちろんこれは平均的な統計のため、高卒でも大卒より年収の高い人もいるでしょう。
ですが、大学で専門的に学ぶ個人としての評価や採用後の教育面などから『大卒』は就職に有利とされます。
社会人前の何でも挑戦できる時
大学は専門分野を学ぶ場所であると同時に
自分のやりたいことに挑戦できる
比較的自由度の高い時期でもあります。
社会にでるまでの4年間に『この先できそうにない体験』に挑戦することも可能です
◎ 大学時代しか味わえないサークル活動
◎ 長期休みを利用してリゾートバイト
◎ ボランティア活動 など
社会人になると長い夏休みや春休みも当然なく、日々の忙しさで自分を振り返る余裕すらありません。
Fラン大学でも有意義に過ごせた学生生活は、その後悔いなく社会人生活を送れるはずです。
大学独自の給付型奨学金を狙える可能性も
Fラン大学であれば、大学独自の給付型奨学金を狙える可能性もあります。
まじめに講義を受け、かつまわりに負けない自信があれば狙ってみるもあり!
私大の高い学費を少しでも抑えることができれば、親御さん自身もよろこびます。
まわりのレベルが低く、かつあなたが成績上位を取れそうなら『給付型奨学金』を狙いましょう。
【意味なし?】Fラン大学に行くデメリット3つ
Fラン大学に行くデメリットも3つお伝えします↓
- 就活に不利(学歴フィルターにかかる)
- まわりの悪い環境に流される
- 講義のレベルは期待できない
就活に不利(学歴フィルターにかかる)
Fラン大学は、上位大学に比べると『就活に不利』といわれます。
その壁の1つが『学歴フィルター』です
- 学歴フィルターとは
- ・大学名などの学歴を基準に選考され、ある一定の基準を満たさない学生は、その大学名だけで足切りされること
・大手企業や有名企業などが非公開で採用しており、その歴史は古いといわれる
すべての企業ではないものの、面接の機会もあたえられず大学名で選考から落とされるのは、Fラン大学の典型的なデメリットです。
まわりの悪い環境に流される
Fラン大学には、学習意欲もなく遊び目的の人も多いです。
そのため、まわりの悪い環境に流される可能性も否定できません
せっかく入った大学。
まわりは『勉強しない』『やる気がない』子たちばかりじゃあなたのモチベーションも下がるかも…
じゃぁどーするよ
まじめに講義を受けたいなら『前方の席に座る』こと。
- 教室前方は講義に意欲的な学生
- 後方はまじめに聞こうとしない学生
ということを大学の先生も把握しています。
あなたの勉強意欲を邪魔されないよう『まわりに振り回されない努力』も必要です。
講義のレベルは期待できない
Fラン大学の講義レベルは、他の大学より期待できないこともあります。
それは、講義を受ける学生のレベルの低さも要因です
講義のレベルを上げる(質を高める)と多くの学生がついていけず、留年する事態が起こります。
結果、大学側は経営上の観点からも、講義のレベル(質)を落とさざるを得ないのです。
とはいえ、決して大学の先生のレベルが低いわけではありません
Fラン大学といえど『大学選び』はあなたにとって重要です。
オープンキャンパスなどを利用し、模擬授業体験や実際に通う学生の雰囲気をみて判断するのもよいでしょう。
【どちらが意味ある?】Fラン大に進学 VS 高卒で就職
『Fラン大進学』と『高卒で就職』
結局どっちがいいの?
『Fラン』か『就職』か…
進路に迷いのある高校生にとって、人生をも左右する選択にとまどう人もいるでしょう。
1つお伝えするなら『Fラン大進学』『高卒で就職』いずれもメリット・デメリットは存在します↓
メリット | デメリット | |
Fラン大進学 | 大卒資格を得る 自分時間をもてる 就職の幅が広がる 初任給が高い 再就職しやすい | 学費が高い 授業の質が低い だらける可能性あり イメージが悪い 学歴フィルター対象 |
高卒で就職 | 学費がかからない 4年社会経験積める 大手企業枠もあり 経済的余裕ができる | 初任給が低い 昇格・昇給しにくい 大卒枠は応募不可 職種が限られる やりがい感に欠ける |
気になる『初任給』については、大卒のほうが高卒より50,000円ほど高いというデータも↓
大卒高卒関係なく、入社して定年まで職場を変えず働き続ける人は、実際のところ少数派。
とすれば、途中で転職を考えたときに有利になるのは、やはり就職の幅が広がる『大卒』です。
また、給与面だけではなく
☑ やりがいのある仕事
☑ 自分の成長を感じる仕事
に就きたい場合は、職の限られる『高卒』より『大卒』のほうが、自分の求めている仕事に出会える可能性もあります。
【Fラン大学】低学歴でも勝ち組になる方法
低学歴といわれるFラン大学でも勝ち組になる方法をご紹介します。
- Fラン大から院進をめざす
- 資格の取得&コミュ力を上げる
- 就活対策を万全におこなう
Fラン大から院進をめざす
4年大から、さらに学びを深める意志があれば『大学院進学』をめざすのもよいでしょう。
Fラン大から旧帝の大学院に進学する人も実際にはいます
外部生の進学はハードルが高いのも事実ですが
- 学部卒より修士卒のほうが給与面で好待遇なこと
- レベル高い環境下で自己スキルも上がること
など、専門的に学ぶ時間とお金をかける分、自己肯定感とその後の収入面でプラスにもなります。
大学・大学院の初任給差は約40,000円
生涯年収差は4,000万以上とも…
(ほか令和5年賃金構造基本統計調査の概況(学歴別にみた賃金)参照)
最終学歴だけにこだわらず、学ぶ意欲と自己成長を遂げたい人に『大学院進学』はおすすめです。
資格の取得&コミュ力を上げる
学歴を武器にできないFラン大学は『資格の取得』や『コミュ力を上げる』ことで、学歴以上の『武器』を手に入れることができます。
多くの企業で求められているのは『会社を成長させる』人材です
◎ 協調性
◎ 柔軟性
◎ 誠実さ
◎ 前向きな姿勢
◎ 問題解決能力
など、会社は『人対人』で成り立つ場でもあるため、重要視されるのは『学歴』よりもその人自身の『人間性』
つまり
コミュニケーション能力と向上心の高い人材
であることをアピールすれば、Fラン出身でも『就活の勝者』となるはずです。
就活対策を万全におこなう
Fラン大学だからと『負け組』のレッテルを貼られないよう、就活対策は万全におこなうこと。
一部企業に『学歴フィルター』はあれど『人物評価重視』の企業もたくさんあります
となれば、重要視されるのが『就活時の面接』
- 何を聞かれるのか
- どう答えれば評価してもらえるのか
- 企業側はどこをみているのか
- どう自分をアピールすればよいか
など、企業側との慣れない面接に悪戦苦闘する大学生はかなりいます。
☑ 人より好印象をあたえたい
☑ 採用したいと思わせる面接の受け方
など、とくに『ここで働きたい!』と思う会社をみつけたら『面接のプロに聞く』という方法も1つの策です↓
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【まとめ】Fラン大学でも自分次第で行く意味は十分にある
Fラン大学に行くことを迷う高校生、そしてFラン大に現在通う大学生へ
- Fラン大学に行くメリット
- Fラン大学に行くデメリット
- Fラン大学でも勝ち組になる方法
をお伝えしました。
サクッと要点をまとめます
【意味あり】Fラン大学に行くメリット3つ
・Fラン大学でも最終学歴は『大卒』
・社会人前の何でも挑戦できる時期
・大学独自の給付型奨学金を狙える可能性も
【意味なし?】Fラン大学に行くデメリット3つ
・就活に不利(学歴フィルターにかかる)
・まわりの悪い環境に流される
・講義のレベルは期待できない
【Fラン大学】低学歴でも勝ち組になる方法
・Fラン大から院進をめざす
・資格の取得&コミュ力を上げる
・就活対策を万全におこなう
Fラン大学だからと、人生を悲観する必要はありません。
大学4年間であなたがどれだけ『目標を持ち』『行動できるか』で、その後の人生も変わります。
つまり『自分次第』で道はどうにでもなるのです。
これからたくさんの経験を積むあなたの未来が明るいものでありますように…
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