● PTA委員ってなんか面倒くさそう
● できることなら避けたいんだけど…
● PTA委員って、一度は経験するべき?
新学期がはじまると何かとざわつくPTA委員決め。
誰も立候補する人がいなくて、なかなか終わらない懇談会にイライラした経験…ありますよね?
私はあります。
「あります」と言っておいて何ですが…
学校のPTA委員は1度経験しておいても損はないです!
この記事では、人見知りだった私が10年(幼稚園~高校までの間)PTA委員を経験して感じたことを率直にお話しします。
まだPTA委員を経験していない方、これから経験してみようかと思う方には参考になるかと…。
とはいえ、1人の個人的な感想なので気軽に聞いてくださいね(笑)
PTA委員になるきっかけは「人見知りをなおすため」
子どものため、学校のためにPTA委員がんばります!
そう言いたいところですが、私の場合は違います。
本音を言うと…人見知りをなおしたかったからです。
さかのぼれば子どもの幼稚園時代…
地元に引越してきたタイミングもあり、娘を年中から幼稚園に入れました。
当時、幼稚園の保育参観は2か月に1度くらいで行われてたかな…
たくさんのパパママたちが観にきていました。
私は人見知りなうえ満3・年少から通わせるママたちの輪に入れず、1人孤立する状態…
話す相手は主人だけでしたね。
勇気をだしてママたちに話しかけてみたものの、緊張から偏頭痛がして家にかえっては頭痛薬をのむ日々…
そんな自分がたまらなく嫌で、どうにか克服する方法はないものか?と考え、だした答えは…
あえて苦手なものに飛び込んで慣れよう = PTA委員になってみよう!
でした。
結果PTA委員になるという考えは功を奏し、少し時間はかかりましたが人見知りを克服することができました。
今では頭痛薬に頼らない生活が送れています。
PTA委員になってよかったこと
何気ない子どもの様子がみれる
PTA委員になってよかったと思うのは、やはり子どもの何気ない様子がみれること。
とくに幼稚園のときは子どもがすごく喜んでくれましたね。
母親が近くにいるってだけで安心感があるようです。
ただ、すごく喜んでくれたのは小学校低学年までで…
成長するにつれ、「母親がいることの喜び→母親がいると恥ずかしい」に変わります。
それでも中学・高校までずっとやってこれたのは、家では見れない子どもの素顔が見たかったから。
友だちとじゃれ合う姿を見たときは、「ホントに貴重な時間をもらったな…」と思いました。
学校のことがよく分かる
PTA委員になると、必然的に学校へ足を運ぶ機会がふえます。
学校に行くこと自体が面倒と思う人もいますが、私は学校が好きなので苦ではありませんでした。
学校に行くと、廊下に貼られている掲示板にまず目が止まります。
生徒が取り組んだ成果物や写真など、学校で何をしているかが見て分かるので楽しい!
本当だったら、懇談会や三者面談のときくらいでしか見れませんからね。
ここでも得した気分です。
それに、ふだん関わることのない先生方とも話をする機会もあります。
担任の先生と話すことはあっても、その他の先生って実はあまり知らないことが多いんですよ。
とくに高校なんか、「担任の先生以外まったく分かりません!」は普通です。
なので、知らない先生と接点が持てるのはある意味貴重なこと。
「先生は自分の見えないところでこんな取り組みをしてるんだ…」と学校への理解もより深まります。
ママ友がふえる
人見知りだった私にとってママ友ができたことは、1番の収穫でした。
同じ年代の子をもつママ友がふえると、いろんな情報をあちこちからもらえます。
その時期特有の悩みとか、仕事のこととか相談し合える仲間もできて何より心強かったなー…。
たしかにPTA委員になると、面倒なこともあるし、やらないよりはリスクもあります。
行事・イベントがあれば準備、お手伝い、時には積極的に参加したりと、気力体力ともに費やすことも…
でも、そうやってみんなで多くの時間を共有できたからこそ、生まれる団結力みたいなものもあります。
あれから十数年たった今でもお付き合いがあるのは、PTA委員のママ友たちなことが多いです。
PTA委員になって大変だったこと
仕事の調整
PTA委員が敬遠される1つの要因は「自分の仕事に差し支える」ところ。
たしかに事実でもあります。
例えば打ち合わせは小・中・高は夕方行われることが多いのですが、幼稚園については保育時間内です。
当時も私は仕事をしていましたが、会社の理解が得られず仕事を変えたこともありました。
まぁその会社はもともと長くは続かないと思ってたのでいいんですけど(笑)
私以外にも仕事をしているママはたくさんいます。
仕事の都合で打ち合わせに来れなかったり、当日のイベントに参加できなかったりも、やっぱりあります。
でも、それはそれで他の委員さんたちと協力してやっていくので、なんとかなることが多いです。
自分時間が削られる
PTA委員になると、自分時間はある程度奪われます。
何を担当するかにもよりますけど…
なのでPTA委員のとりくみが完全な奉仕活動であることをはじめに理解しておかないと、きついかもしれません。
でも時間を犠牲にしている以上に得るものは大きいと私は思っています。
たまに合わない人もいる
PTA委員をしていると、「自分とは合わないな」と思う人もたまにいます。
いろんな方たちがいるので、それは受け止めるしかありません。
その合わない人と一緒に活動するときは、微妙な距離を保ちつつ話しを合わせて乗り切りました。
社会にでると「自分に合わない人」はざらにいるので、良い経験です。
PTA委員は暇な人がやっている訳ではない
PTA委員に非協力的な人からすると、
PTA委員なんて暇な人がやればいいんじゃないの?
って思われるかもしれません。
ですが、PTA委員は暇な人がやっている訳ではないです。
暇などころか、忙しい人たちが何とか時間をつくって活動に参加しています。
というか、子どもがいて家族がいたら暇なママなんていないと思う。
1度経験すると分かりますが、忙しい人たちによる善意の集まりでPTA活動は成り立っています。
経験は自分にプラスとなって返ってくる
幼稚園~高校までPTA委員を経験してみて思うこと。
大変なこともありましたが、結果的にプラスなことが私には多かったです。
個人的なものも含めると…
● 人見知りがなくなったこと
● 子どもたちの様子を近くで見れたこと
● 学校への理解が深まったこと
● 信頼できるママ友がふえたこと
こんなにもたくさんありました。
ただ「PTA委員になると絶対いいから、みんなにおすすめ!」とは思っていません。
それは各ご家庭で事情はそれぞれ違うから。
ここまで聞いて、
PTA委員やれなくもないし…
次やってみようかな?
と思っている方でしたら、1度経験されることをおすすめします。
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